2013年4月29日月曜日

【主権回復の日】「一方の側に天皇がかかわれば、反対する側はものが言えなくなってしまう」なんてのは、単なる意気地なしの言うことだね。ここは日本だ。

日経13.04.29朝 「主権回復」式典に天皇陛下 「原則」逸脱の懸念

天皇、皇后両陛下が28日、「主権回復の日」の式典に出席された。沖縄で抗議集会が開かれるなど異論もあり、このような雰囲気の中での式典出席は異例のことだ。

これまで両陛下が出席した式典で、このような反対の声があったものはひとつもない。天皇は議論が分かれる場には出席せず、関与しないのが暗黙の了解だった。
天皇の威光は非常に大きい。一方の側に天皇がかかわれば、反対する側はものが言えなくなってしまうこともあり、天皇を利用した「言論封殺」になりかねないからだ。
今回の式典出席はその原則からの逸脱に見える。かつて25年間宮内庁長官を務めた宇佐美毅氏は、1973年に繊維交渉などでぎくしゃくした日米関係修復を狙って田中角栄内閣が天皇訪米を要請した際、「天皇の政治利用の恐れがある」と辞表を懐に断固反対した。
風岡典之現長官は「式典の趣旨を検討して陛下の出席を決定した」としている…
争論のある場に天皇を近づけない慎重さが必要だったのではないか。
(編集委員 井上亮)

要するに、日経は両陛下が式典にご出席くださったことが気に入らないんだね。

この記事を自分なりに読む限り、その理由は「一方の側に天皇がかかわれば、反対する側はものが言えなくなってしまう」からだ。

それは確かに、言いにくくはなるだろう。だからこそ、宮内庁やその周辺は、天皇皇后両陛下のご公務を慎重にも慎重に熟考した上で判断し、天皇皇后両陛下ご自身も、その一挙手一投足を熟考した上で御振舞いなされる。

そして今回、天皇皇后両陛下はご出席された。しかも、皇后陛下は肩の痛みをおしてまでご出席された。その周辺の日のご公務を取りやめているにも関わらずだ。さらに、天皇皇后両陛下は沖縄に対して相当思いが深いにも関わらずだ。

つまり、そういうことだ。天皇皇后両陛下はお立場を示された。日経がいう「原則」がもしあるのなら、それを破ってまでご出席されたという重い意味を、国民はよくよく考える必要があると思う。

しかし、だからといって、「天皇皇后両陛下と違う意見を言ってはいけない」ということはないし、天皇皇后両陛下もそれをお望みではないと思う。

「一方の側に天皇がかかわれば、反対する側はものが言えなくなってしまう」なんてのは、単なる意気地なしの言うことだね。ここは日本だ。

だいたい、天皇皇后両陛下のご出席をネタにして暗に式典に反対するなんて、まったく的外れとういうか、むっつりだ。なぜ「暗に」かというと、隣の記事が「沖縄『屈辱の日』」の記事だったから。「天皇の政治利用」ならぬ、「天皇の報道利用」だわ。

琴線探査: 仲井真沖縄県知事は「主権回復の日」式典にも沖縄『屈辱の日』集会にも欠席。一体、沖縄はどの立場なのか?

反対意見があるのなら、右でも左でもなく、まっすぐ真ん中、真正面から、正々堂々と反対意見を述べるべきだ。

自分の反対意見、というか改善意見はこれ。

琴線探査: 「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」というけれど、今日は本当に日本が「主権」を回復した日なのか?