2013年4月28日日曜日

「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」というけれど、今日は本当に日本が「主権」を回復した日なのか?

日経13.04.28朝 02年に記念日化提唱 自民・野田氏に聞く 戦後を考えなおす契機に

--主権回復の日に着目したのはなぜですか。
「日本は戦争責任をきちんと総括してこなかった。一億総ざんげで、謝らなくてよい人が謝罪させられ、謝るべき人はしなかった。(終戦から)68年を経て、それでよいのか。考え直すきっかけが必要だ。これは古いと同時に新しい問題だ」…

--安倍晋三首相の歴史観とは距離があるのではないですか。
「主権回復の結果、自主憲法制定が可能になった。だから4月28日は憲法改正につながる日とも考えられる。首相はそこに乗ってきた」

--沖縄は自分たちを見捨てた日を祝うのかと反発しています。
「…4月28日は外交権を回復した日で、その証拠にその日に台湾と条約を結んだ。その外交権を用いて沖縄を取り戻した。4月28日は本土復帰への第一歩を記した日だと考えていただきたい」

「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」はこのページで全編を見られる。

主権回復・国際社会復帰を記念する式典(全編) - 政府インターネットテレビ

まず驚きだったのは、左肩甲骨周囲および上腕の激しいお痛みが続いているにも関わらず、皇后陛下がご出席されたことだ。そしていつものように、いちいち話している人の方へ体を向け、痛みがあることなどまったく気取られないお振る舞い。皇后陛下の、何というか、気合は尋常では無い。

とにかく残念だったのは、天皇陛下のおことばをいただけなかったことだ。これはやはり、沖縄への配慮のためだったのではないだろうか。

沖縄の人々、と言っていいものかどうか分からないけれど、少なくとも沖縄県知事が欠席されたことは沖縄が反発していることを示す一つの証拠だとは思う。

沖縄の人でなくても、「沖縄が復帰した日が本当の主権回復の日であり、今日は本当の主権回復の日ではない」という人もいる。

ここで考えなければならないのは、「主権」というものが何なのかだ。それをどう考えるかによる。

つまり、外交上の独立を得た日と考えるなら、やはり今日は主権回復の日だ。アメリカに占領された領土が返還された日と考えるなら、沖縄が返還された日だ。全領土が返還された日と考えるなら、主権回復の日はまだ来ていない。

ここで沖縄の人々が反発するのなら、彼らが考える「主権」は、「アメリカに占領された領土が返還された日」ということになるだろう。それは正しいか?

「主権」というものは日米間だけの話ではなく、広く国際的なものだ。主権の回復が領土が返還された日と考えるなら、北方領土や竹島を考えれば、まだその日は来ていないということになるし、日本は主権を回復していないことになる。

しかし、現在の日本は明らかに主権を回復していると思う。野田毅氏が記事でもおっしゃるとおり、日本が主権を回復しているからこそ、沖縄を取り戻すことができたのだ。

だから、とりあえず今日は外交的な「主権」の回復の日として祝っていいと思う。

また、沖縄復帰の日は、奄美や小笠原を含めて、ひとまず現状の日本が固まった日として祝っていいし、祝うべきだ。

そして、いつか竹島や北方領土を取り戻したら、その日は皆で盛大に祝おう!


その通りだと思う。むしろ、「主権回復」という抽象的なモノを祝うより、こっちの方を祝うべきだったんじゃないかと思う。そうしたら、天皇陛下のお言葉をいただけたかもしれないし。

とにかく、安倍首相はこういった議論が国民の中に生まれてくることを意図して今回の式典を行ったのだろう。自分はまんまとのせられたわけだ(^^);

いいじゃないか。思いっきりのっちゃお。