2013年3月31日日曜日

Google Glassの「情報収集能力のステルス性」も心配。でも「JUST DO IT」とも思う。

「Google Glass」が社会にもたらすもの--メリット、懸念、反発 - CNET Japan


新しいテクノロジの採用の多くは、その影響をめぐって、ある程度の「モラルパニック」をもたらす…
プライバシーやソーシャルインタラクションのエチケットについての懸念…
「われわれはGoogleを、ユーザーの3つめの脳半球にしたい」…
スマートフォンがあれば誰でも、レストランで写真を撮ったり、動画を撮ったりして、そのデータを共有することが可能だ。しかしGoogle Glassを使えば、そうしたことを、あまり目立たずにこっそりと行えるようになる可能性がある…
「Street View」プロジェクトで行った未許可のデータ収集をめぐる、長期にわたる係争を決着させるため、和解に合意した…
Google Glassがあれば、何かほかのデバイスを見るために視線を落とさなくても、ジョギングやサイクリングをしている際のバイオメトリックデータなど、ほとんどあらゆる種類のデータを表示することができる…

先日ブリンがTEDでプレゼンしていた時にも書いたのだけど、正直Glassには懐疑的だ。

琴線探査: 「Google Glass」は人間の時間や注意を奪うだけでなく、人間関係まで奪うのではないだろうか・・・

CNETの記事ではさらに懸念が指摘されている。その一つはGlassの「情報収集能力のステルス性」だ。

スマホだとカメラを構えることにはそれなりに気を使う。普通だとシャッター音も鳴るしね。しかしGlassならどうだろう。全く気を使うことがなくなるのでは?だって、それがデフォルト動作だもの。あまりにも自然すぎる。これは例えば、駅の階段なんかでシレーっと盗撮できてしまうということだ。Glassはきっと社会的な問題に発展する。

しかしもちろん、悪いことばかりでなく、良いこともある。

ランニングの時にタイムや心拍をiPhoneを使って計測しているのだけど、これがかなり面倒。信号待ちで一時停止させたり、心拍を計るアプリに切り替えたり、地図アプリに切り替えたり、カメラアプリに切り替えたり、音楽アプリに切り替えたり・・・

もしGlassがあったらどうだろう。全ての操作をより透過的に、よりストレスなく行うことができるようになるのでは?もしそうなるならランニング専用でも欲しいわw

核のテクノロジーもそうだけど、やっぱりテクノロジーというものは、使い方次第で天使にも悪魔にもなるんだなと改めて思う。

記事でも言及があるように、ストリートビューだって同じだ。プライバシーを守りたい人には相当邪魔なものだろう。しかし一方、先日公開された浪江町のストリートビューは社会に対する注意喚起という意味でも大いに意義があると思う。

ストリートビューは様々な経験からモザイクを入れたりして問題解決の努力をして、和解合意できるようにもなってきた。

ストリートビューに限らず、Googleは何かのサービスで問題が出ても解決する努力を行なってきている。完全に問題が解決できないとしても、人類にとって総合的にプラスになっていると思う。YouTubeとかね。

こう考えてくると、Glassでも必ず色々と問題が出てくるだろうけれど、総合的には人類にとってプラスになる可能性が高いと思う。

ブリンとしてもきっと「やるしかねえ。やっちまうしかねえ!」と思ってるんじゃないかな。

だね。Paul Grahamも「遅く念入りな仕事は早すぎる最適化」と言っている。つまり、問題の解決(最適化)は、実際に問題が起った後でも必ずしも遅くはないと考える。それが世の中の異端児たるハッカーのやり方だ。ブリンらしい。

やっぱ、思い悩むより「JUST DO IT」だね。