2012年3月18日日曜日

もし本当に「再開できなければ、東電に損害賠償金として震災前の利益を請求できる」という考えを持つ被災者がいるのなら、是非考えなおしていただきたい

日経12.03.18朝 被災地 もう一つの異常事態
・・・一部では復興バブルの様相・・・アパート建てればすぐ満室・・・街角の不動産業者・・・「バブルと言われればバブル。ほかの業者も同じような状況だと思うね」・・・「言いにくいが、金回りが良くなったのは市民だけじゃない」。地元金融機関の支店長はこう指摘する。楢葉町から仮設住宅に避難した高齢の男性は「お金のことは話したがらないが、家族が多い世帯だと月80万円ぐらい入ってくるらしい」と漏らす・・・「精神的損害」の賠償金は1人あたり月10万円・・・「いわき四倉中核工業団地」・・・中小企業に・・・無償で敷地を貸してくれる・・・だが現地に行くと、シャッターが軒並み降りたまま・・・東信工業の志田五郎会長は「急いで再開しようなんて会社はほとんどないよ」という。再開できなければ、東電に損害賠償金として震災前の利益を請求できる。「一生懸命働くほどお金がもらえなくなるなんてバカな話。賠償金が切れた後、どうするつもりなんだろう」・・・被災地の住民も企業も観光業者も決してそれを望んだわけではない。被災地の再生が進むにつれ、人やお金の流れは平常に戻っていく。異常に慣らされないことが再生を確かなものにする。(小栗太)

やっぱり被災地には一部でバブリーなところがあるらしい。

一部だとは思うけれど、こんな考え方もあるらしい。

「再開できなければ、東電に損害賠償金として震災前の利益を請求できる」

こういう考え方は非常にまずいと思う。ただ、これもまた人間か・・・とも思う。

しかしその行き着く先には、志田五郎会長がおっしゃるように、「賠償金が切れた後、どうするつもりなんだろう」という状況が必ず待っている。

どんなに世界中が応援してくれても、結局は被災地の人たちが復興する気にならなければ復興できないのでは。

もし、このような考え方を持った被災者が本当にいるのなら、是非考えなおしていただきたい。

そうでないと、もう「こころをよせる」ことができなくなってしまう。そんなの悲しすぎる。