2012年3月11日日曜日

「アジアスーパーグリッド構想」する前に、まだ日本国内でやるべきことがあると思う

日経12.03.11朝 風力発電をモンゴルで ソフトバンク
ソフトバンクは10日、モンゴルで風力発電事業を開始するため、モンゴルの投資会社ニューコムグループや韓国電力公社と建設事業推進で基本合意したと発表・・・モンゴルは風力発電に適したゴビ砂漠などの土地が多く・・・ソフトバンクが風力発電技術などを提供し、韓国電力公社が送電網の構築などを後押しする。ソフトバンクは日本やモンゴル、中国などアジア諸国の送電網を海底ケーブルでつなぐ「アジアスーパーグリッド構想」を掲げている・・・

今日の報道ステーションでも孫社長が出演してこのお話をされていた。

孫さんは3.11後、ソフトバンクの回線が繋がらないことを相当悩んでおられたそうだ。だからこそ、つながる強い回線網を整備することを強烈に意識していたらしい。

そしてさらに考えると、いくら回線網が強くても電気がなければつながらないことから、電力確保の重要性も強烈に認識したらしい。もちろん、原発事故のことも念頭にあったと思う。

こういった動機を背景として出てきたのが日本やモンゴル、中国などアジア諸国の送電網を海底ケーブルでつなぐ「アジアスーパーグリッド構想」のようだ。

動機はすばらしいと思うのだけど、送電網のルーティングが・・・せっかくモンゴルで電気をつくっても、日本に送るためには韓国、ロシア、中国のどこかを通らなければならない。

電力という、それこそライフラインを他国の送電網に依存するというのは、本当に危険だと思う。外交でちょっと問題が起きたら突然電気を止められかねないし、そこまでいかなくても容易に外交カードにされてしまうだろう。

このような構想が本当に国益にかなうのかは非常に疑問だ。

そもそも近隣諸国からの送電を北九州で受けることができるようになったとしても、周波数の違う東日本に一体どうやって送電するというのだろうか。国際間でもきっと同じような問題があるのでは?

アジア全体を巻き込む前に、日本国内でやるべきことがまだまだたくさんあると思う。