2011年9月9日金曜日

文化・芸術としての「ゲーム」は終わったのかも | 携帯ゲーム銘柄 主役に - 日経

日経11.09.09朝
株式市場でグリーやディー・エヌ・エー(DeNA)など携帯ゲーム関連銘柄の売買が急増し、東証1部の売買代金上位の常連の顔ぶれが変化・・・8日は東証1部でグリー株の売買代金が・・・連日で首位に・・・トヨタ自動車など主力株を上回った・・・ただ、これらゲーム企業の業績拡大がいつまで続くかは未知数。市場では短期の値上がり益を狙った個人投資家も巻き込んだ売買代金の急増を冷めた目で見る市場関係者もある・・・

日経記事より
最近、痛いニュースでかなりグリー関連の記事が上がっていたので、相当調子いいのだろうなぁと思っていた。

いや、マジですごい。一時的かもしれないけれど、本当に「世界のトヨタ」を僅かに抜いている。

しかし、すごいなと素直にリスペクトを抱く反面、「ゲーム」というある意味で文化であり芸術でもあるものを完全に商売、または「金を生む機械」にしてしまった結果なのでは?と思う面もある。

例えば

痛いニュース(ノ∀`) : グリー社長 「ゲーム機を買ってゲーム、というのはもう古い」 - ライブドアブログ

・・・田中良和社長・・・「世界中の利用者の違いをデータに基づいて理解し、改善しながら運営することがゲーム作りになる」・・・ソーシャルゲームの普及については「プログラム(の良しあし)よりも(そのサイトを)『みんなが使っている』(かどうか)という点が大きい」と指摘。・・・

という田中社長の発言をみるに、恐らくグリーは「ゲーム」を文化・芸術とは考えていないだろう。DeNAも、たぶん。

そして、「ゲーム」を文化・芸術にまで昇華させた始祖であると思われる任天堂も、あのドラクエのソーシャルゲーム化を考えているらしい。

<東証>スクエニHDが3日続落 「ドラクエ10」はオンラインと課金に懸念 :注目株概況 :株式 :マーケット :日本経済新聞

グリーやDeNAの勢いをみれば気持ちはわかるが・・・本当にその路線でいいのか?

ずっと子どもたちを見つめてきた任天堂ですらこれだ。任天堂はオンライン課金が子どもたちに相応しいと考えているのだろうか。でなければ、一体誰に向けているのか。やはり、かつてドラクエをリアルタイムで遊んできた層か?

どうせやるのなら、手法としては、やはりというか、グリーの方が上手だと思う。

痛いニュース(ノ∀`) : 「サガ」シリーズ新作「エンペラーズサガ」 GREEに登場 - ライブドアブログ

だって、どうせ課金されるのなら、ゲームのハードもソフトも買わないでケータイやなんかですぐに始められる方がいいに決まってるじゃないか。

確かにゲーム専用機の良さはあるだろう。しかし残念ながら、きっと多くのユーザーはもはや専用機が必要になるほどのゲームを求めてはいないし、すでにiPhoneやiPadはひと昔前の専用機並の能力を持っている。


何というか・・・これらの一連の状況を考えると、文化・芸術としての「ゲーム」は終わったのかもしれないと感じた。

まぁ、客に100円玉をポンポン放り込ませて遊ばせるだけが目的の初期のアーケードゲームの時代に戻っただけか。それはある意味で本質であり、初心に帰っただけとも言えるのかもしれない。

しかし、文化・芸術としての「ゲーム」が終わっていくかもしれない状況というのは、オレは残念だ。