ゴーヤのツルがアールデコ調で美しい | 動的な美 十選 1 生物学者 福岡伸一 - 日経

日経11.08.16朝
生命とは何か。・・・生命を現象として捉えるとそれは動的な平衡となる。絶え間なく動き、それでいてバランスを保つもの。・・・水の流れには不思議な秩序がある。ねじれのようでもあり、らせんのようでもある。少しずつ形をかえつつ、平衡を保っている。・・・おそらくダ・ヴィンチは、じっとその場所にたたずんで飽きもせずに水が作り出す渦を見つめていたに違いない。・・・流れこそが紛れもなく生命の隠喩なのである。・・・その一瞬を見事に捉えることに成功した表現には常に動的な美が宿る。・・・

レオナルド・ダ・ヴィンチ「渦素描」日経記事より
「流れこそが生命の隠喩」・・・感覚的にそうだと思う。

その一瞬を見事に捉えた表現に動的な美が宿るのは、それが生命の表現だからなのかもしれない。

最近、ゴーヤをカットしたものを花瓶に入れているのだけど、これが気に入っている。

切った先から根が生えてきて、まったく枯れる気配のないその生命力と、特に「ツル」の部分が気に入っている。

ツルは絡むものが何も無いと、クルクルと螺旋をえがく。このダ・ヴィンチの絵とそっくりだ。この螺旋がアールデコっぽくて美しい。

久々の「十選」エントリー。これからどんな動的な美が紹介されるのか、楽しみだ。

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