2011年4月19日火曜日

危機においての「慣れ」は人の才能。しかし、無関心にはなりたくない。陛下のおっしゃるように「長く心を寄せ」たい。 | すべてを塗りかえてしまう力 川上 未映子 - 日経

日経11.04.07夕
・・・これまで被災国としてある程度の同情と応援を得ていた日本もいまや加害国として認識され日本国民の行動力のなさも批判されつつある。・・・どこもかしこも確実に何かが鈍磨しつつあるのが、わかるのだ。・・・国や東電のおそらく目論見どおりに、なし崩し的に日常が戻り始めているのが不気味だ。・・・まるで津波のように静かに圧倒的にすべてを塗りかえてしまうーーいっぽうでは希望と呼ばれるであろうそんな力に、心底から驚嘆している。・・・

慣れというのは、ある意味で恐ろしい。自分も何となく、日々繰り返される危機的な報道にも慣れてきているのを感じる。

しかし、これも人間の一つの才能のような気もする。人は冷静でなければ正しい判断はできない。現状を受け入れ、現状を冷静に見る心が持てるようになることは、ひとつの才能であり、人間の力ではないかと思う。

そうは言っても、無関心にはなりたくない。陛下もこうおっしゃった。

「国民一人びとりが被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者と共にそれぞれの地域の復興への道のりを見守り続けていくことを心より願っています」

琴線探査: これぞ日本。自分も微力ながら被災地に復興のその日まで心を寄せたいと思います。 | 苦難の日々分かち合う 天皇陛下、ビデオでお言葉 - 日経