有事に備えてクラウド化とデータを海外へバックアップする体制が必要だと思った | みずほ、全ATM停止 - 日経

日経11.03.17夕
・・・みずほ銀行は17日、システム障害の影響で、全国の約440店での窓口業務と約1600ヶ所のATMがすべて停止していると発表した。午前9時30分現在、システム復旧のメドは立っていない。システム障害の原因はなお調査中としているが、東日本巨大地震の義援金を大量に受け付けたところ、不具合が発生したという見方・・・

年度末を乗り切り、今では復旧しているが、これは大変なことだった。自分もみずほだし。こういった事態も考えられると思って当面の現金は震災直後におろしておいたのは正解だった。

原因は今でも調査中なのだろうけれど、どうやら義援金を大量に受け付けたことがキッカケだったようだ。結局のところ、スケーラビリティーに問題があったということだったのだろうか。

災害時には予期しないことが起こる。みずほのシステムエンジニアはこの間、本当に死ぬ思いだっただろう。小規模ながら同じくコンピューターシステムを管理する者として、その気持は理解できる。お疲れさまでしたと申し上げたい。

しかし、みずほほどのメガバンクがスケーラビリティの問題で落ちてしまうことは非常に問題だと言わざるを得ない。日本の大規模コンピューターシステムは、今回のような有事に備えてクラウド化しなければならないだろうと思った。

単にスケーラビリティのためにクラウド化するだけでなく、首都圏が被災することも考えて、データを海外にバックアップすることも考えなければならないだろう。

そこで、うちのデータも海外のサーバーにバックアップすることにした。

クラウドのデータストレージは色々あるけれど、手軽で代表的なところでDropBox、ZumoDrive、SugarSyncをあたった。しかし、どれも転送速度が遅くてまいった。ギガバイト単位だと、アップロードに1日がかりでもすまない場合もある。

こうなったら、北米リージョンのアマゾンのクラウドを使うことも考える必要があると思った。

コメント

  1. 本当に、特にSugarSyncは、おはなしにならないぐらいアップロード転送速度が遅かったですねえ。

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