5cm四方記事だけど、実はビッグニュースでは? | 武器輸出三原則見直し支持表明 官房長官「時代が変化」 - 日経

日経10.10.12夕
仙谷由人官房長官12日の閣議後の記者会見で、北沢俊美防衛相がゲーツ米国防長官との会談で海外への武器輸出を禁じる武器輸出三原則の見直しを検討する方針を表明したことを支持する考えを示した。官房長官は「武器三原則を決めたと時代とは、時代状況や技術体系の状況が大きく変わってきていることも間違いない」と説明した。

上の引用は記事の全文だ。5cm四方くらいの小さな記事だ。しかしこれ、実はビッグニュースなのでは?

正直この記事を読んだ時、言っている意味がよく分からなかった。

一瞬「もたず、つくらず、もちこませず」の「非核三原則」と勘違いして、アメリカが日本国内に核兵器を持ち込ませることを公に認めるということなのかと思ったけど、これは「武器輸出三原則」の話なのであって明らかに違う。

なら何なのか?日本は武器など輸出しているのか?そもそも作っているのか?そうでないとしたら、これから日本は武器を作って輸出していこうということなのか?と。

ごく簡単に言うと、そういうことらしい。

できるか?武器輸出三原則見直し 仙谷氏「軟化」の裏に米の意向 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

・・・仙谷氏の“変化”の裏には米国の意向がある。米側は日本と共同開発するミサイル防衛・・・を第三国に供与する意向を固めている。MD共同開発は三原則の例外とされるが、第三国に供与するには三原則の見直しは欠かせない。・・・中国を牽(けん)制(せい)・・・最有力のF35の国際共同開発に加われず、早期取得が困難・・・日米同盟を再び強化に転じるため・・・

要するに、なぜ見直しが必要なのかといえば

・武器の共同開発がしづらい
・共同開発できないので必要な最新鋭の武器が手に入らない
・中国を牽制する必要がある
・日米同盟を再び強化する必要がある

ということのようだ。なるほど。

国が「原則」と公言していることを軽々しく変えるのよくない。ただ原則はあくまで原則なのであって、変更できないものではない。現実を考えれば、ある程度の変更はやむを得ないのではないかと思う。どこを変更すべきなのかを熟慮して決めていただきたいと思う。

しかし、最近は色々な意味で中国を軸として、日本も、世界も、相当な変革を迫られている気がしてならない。

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