祝!DASH海岸表彰 彼らの活動は必ずしもヒトが自然界にとってガンではないことの証明だ | TOKIOの海掃除、国交省から表彰(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

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・・・「ザ!鉄腕!DASH!!」・・・が国土交通省から「海の日表彰」を受けたことが7日、分かった・・・DASH海岸・・・「自然環境の再生の啓蒙(けいもう)普及に貢献した」と評価された・・・リーダーの城島茂(39)・・・メンバーの山口達也(38)・・・

鉄腕DASHは毎週欠かさず楽しみにみている。国土交通省にどのような意図があるのかわからないけれど、この際どうでもいい。とにかく、あのDASH海岸が国から評価を受けたということは大変喜ばしい。

さらに深読みして、なぜあのような番組を作っているのかということを考えると、テレビという商売だということもあるだろうし、企画意図には啓蒙という意味合いもあるのかもしれない。

しかし、城島リーダーや山口さんや、彼らをサポートする専門家の方々を見るに、その動機は単に「もっとこの海岸をキレイにしたい」とか「もっとたくさんの生き物が集まって欲しい」という少年のような純粋なこころではないかと感じる。

記事では彼らの活動を「海掃除」と呼んでいるけれど、話はそんな表層的なものではない。彼らの活動は「ヒトという生き物のもつ力の証明」だと思っている。

先日報道番組でマグロを網で文字通り一網打尽にし過ぎて極端に数が減っているという話を聞いた。まだ大人になっていないマグロや、これから卵を産もうというマグロまで大量にとってしまうというではないか。こういう話を聞くと、ヒトというのは自然を搾取するばかりの存在ではないのか?ヒトという存在は自然界にとってゴミ、いやガンではないのか?と悲しくなってくる。

しかしDASH海岸やDASH村を見れば、ヒトは必ずしも自然を搾取したり壊すばかりの存在ではないとわかる。ヒトには自然環境をトータルで考え、見守り、時には手助けして、育てるという他の生物には絶対にできない高度な能力がある。

いわば、ヒトは自然界の指揮者となりうる存在だ。奏者にもそれぞれの果たすべき責任があるように、指揮者にも果たすべき責任がある。ヒトはその能力を持っていることをあらためて認識して、なぜ自然界で唯一その能力を持っているのか、またその能力をいかに使うべきなのかを考えなければならないのだと思う。

彼らはヒトがそういった高度な能力を持つことや、それぞれの生き物がそれぞれの責任を立派に果たしていることを楽しく、分り易く、リアリティーをもって証明してくれているのだ。そして「さぁ、ヒトはどうする?」と問いかけてくれる。だから、この番組はすばらしい。

表彰されようとされまいと、これからも彼らは少年のようにただ興味のおもむくままやりたいことを続けるだろう。彼らが40歳になっても50歳になっても60歳になっても、是非末永く続いて欲しいと思う。

コメント

  1. クロマグロの巻き網漁のドキュメントを見ていると、辛くて悲しくて、人間であることがとても申し訳なくなってしまいました。

    でも一方で、DASHや一本釣りの漁師さんらを見ていると、搾取ではない関わり方が人間にもできるという可能性を感じます。

    本当に末永く続いて欲しい番組というか、プロジェクトですね。

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