アメリカ軍に対して信頼とリスペクトが必要だ。少なくとも今は・・・ | 海兵隊の役割、再認識を - 日経

日経10.05.27朝
・・・海兵隊は今、朝鮮半島有事の際の米国人救出任務にも備える。日本は国外戦闘区域に自衛隊を派遣できないが、海兵隊ならヘリに日本人を乗せてくれるかもしれない。・・・海兵隊を含む米4軍には新たな潮流・・・「撤収モード」・・・「シーベース(海上基地)」を展開し、常設在外基地に頼らない体制を構想・・・以前に幼稚園から送られた感謝状を「自分たちは単なる迷惑施設ではないのだ」と自らに言い聞かせるように大切にしている沖縄の基地もある・・・太平洋方面の海兵隊を統括するスタルダー中将は「すべての在日海兵隊員は日本のために命を投げ出す覚悟だ」と語る・・・(国際部 高坂哲郎)

アメリカにはすでに「撤収モード」の機運もあるようだ。もし、今すぐアメリカが自主的に日本から撤収すると言ったら、一番困るのは誰だろう。やはり日本だろう。

同盟は永遠には続かない。アメリカの自主撤収の可能性、沖縄の基地問題、独立国家としての日本のあり方などを考えても、今から日本自身がどう国を守っていくのかを考えなければならないだろう。

しかし、少なくとも現状ではアメリカに頼る必要がある。「海兵隊ならヘリに日本人を乗せてくれるかも知れない」というのは何とも情けないけど、これが現実だ。

そうであるならば、少なくとも今は、米海兵隊やアメリカ軍にはそれなりの信頼とリスペクトを持つ必要がある。「すべての在日海兵隊員は日本のために命を投げ出す覚悟だ」という海兵隊に「自分たちは単なる迷惑施設ではないのだ」と感じさせるのが日本人だろうか。そうは思いたくない。

もしこれが方便だったとしても、今は彼らを信頼するしかない。それと同時に、自力で日本を守れるように準備をして、本当の意味でアメリカと同盟を組み直す・・・というのはどうだろう。「撤収モード」の機運を見れば、アメリカもそれを望んでいるのかもしれないと思える。

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