2010年4月28日水曜日

イケイケのイメージは世界と向きあうための武器 - レディー・ガガ 表現者、明確なメッセージ抱く 渋谷陽一 - 日経

日経10.04.27夕
・・・愛する人を失ってしまう怖れから、まさに”スピーチレス”、喋ることができなくなった少女の歌・・・自分にとって一番大切な歌だと言っている・・・挑発的なファッション、派手なメイク、ポップでエネルギーに満ちた楽曲、まさに成功を目的に巧みに作られた戦略のように見えるが、実は全く逆なのだと思う・・・孤独な少女が世界と向き合うとき、彼女にとっての武器がそうしたものだった・・・天文学的な富と成功をもたらすのだが、それは結果であって目的ではなかったはず・・・一番重要なのは、彼女が明確なメッセージを持った表現者であるということ・・・(音楽評論家 渋谷陽一)

最近「レディー・ガガ」ということばをよく聞く。ラジオでもさんざんかかっているので聞き覚えもある。アメリカでは他のアーティストが憧れるほどだとも聞いたことがある。

しかし正直、音楽的には肌に合わないと思っていた。自分の持っていた彼女のイメージは、まさに下のビデオのような感じだ。「ファッションは気合い」といったのは美輪明宏氏だが、まさにそんな感じだ。とにかく、少なくとも一見の価値はある。いやしかし、「Explicit」といういうのに相応しいビデオだなぁ(^^);


Lady Gaga - Telephone (Official Explicit Version) ft. Beyoncé





毎度そうだが、渋谷陽一氏は自分の偏狭な視野を押し広げてくれる。彼は、彼女のイケイケのイメージは世界と向きあうための武器であり、本質は全く逆であるという。


Lady Gaga - Speechless (Live at the VEVO Launch Event)




このビデオを見て、それを理解した。自分でも意外だったけど、正直感動しましたよ。なぜ爆発的な人気があるのか、なぜアーティストも憧れるほどなのかもわかった気がした。

「人は見た目によらぬもの」とよく言われるが、まさにその通り。しかし現実には、そう心がけてはいても、忙しいとなかなか本質まで見ようとはしない。渋谷陽一氏のように、違った視点を示してくれる「評論家」という人の存在意義の中心は、まさにそこにあるのではないだろうか。

しかし、気になったコトについては、できるだけ自分でも深く見るようにしなければならないと改めて思った。