「絶対的な価値」はあるのか | だましの名画 十選 9 中央大学教授 山口真美 マティス「赤い調和(赤い食卓)」 - 日経

日経10.03.01朝
・・・色による明るさの見え方の違いには、個性がある。・・・この絵のような絶妙な色のバランスを万人が共通して美しいと理解できる。実に不思議なことである。・・・赤いテーブルと壁は、テーブルに置かれたものがなければ、つながった平面として見える・・・2次元と3次元の絶妙な組み合わせ・・・
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色の見え方も人それぞれのようだが、絵や音楽の好みも人それぞれだ。物事に対する価値は相対的であり絶対的ではないとよく言われる。

山口教授は「この絵のような絶妙な色のバランスを万人が共通して美しいと理解できる」とサラっとおっしゃっているが、本当にそうなのだろうか。

この世にはきっと絶対的な価値というものがあるんじゃないかと考えているが、どうも実感出来ない。

つい先日製作された「WE ARE THE WORLD」は多くの人がすばらしいと感じるだろう。でも、全ての人がすばらしいと感じるだろうか。

やはり物事の価値は相対的なのだろうか。世の中で広く支持を集めるものであっても、それは平均値の最大化の結果にすぎないのだろうか。

コメント

  1. 1人残らず全ての人がすばらしいと思うもの、はないかもしれません。

    でも、名作や名画と呼ばれるものがあるということは、生きてきた環境や文化が異なっても、多くの人がすばらしいと感じられるものはある、ということを表しているのでは?

    個人的には、自分がすばらしいと思ったものを、ほかの誰もすばらしいと思わなかったとしてもかまわないですし、多くの人がすばらしいと思っても、自分がそう思わないものはそうなのだ、と思うようにしています(^^;)

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  2. まず「万人」という言葉をどう捉えるかですね。

    一応「万人」という言葉は「すべての人」という意味らしいのですが、山口教授は「おおくの人」という意味で使っておられる可能性もあると思います。
    http://dic.yahoo.co.jp/search?stype=0&ei=UTF-8&dtype=2&p=万人

    自分も、みさぽんさんがおっしゃるのと同様の考え方、スタンスです。

    ただそれは結局、絶対的ということじゃなく、相対的ということなのかな・・・と。

    本当は「イイものはイイのだ!これはイイものだぁ〜!」と言いたいんですがね(^^)

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