2010年2月12日金曜日

影のポエジー十選 10 アーティスト 田名綱 敬一 デ・キリコ「通りの神秘と憂愁」

日経10.02.12朝
・・・私は昨年キリコの作品を題材にしたアニメーションを製作した。映像にした理由・・・連続する動きの、ある一瞬を停止したような絵が幾つもあったから・・・絵に潜む予感や気配・・・異様なほどの遠近法によって描かれたイタリアの街並み・・・強い光との対比がより不気味さを強調・・・キリコが提唱する形而上絵画とは、肉眼で捉える世界の光景によって、潜在意識に潜むかくれた神秘性を呼び起こし、詩的、霊的な表現を目指すことである・・・

「通りの神秘と憂愁」も印象に残っている絵の一つだ。少女が通りを輪っかを回して走っていくあれだ。正直、この絵の名前も知らなかったし、誰が描いたものなのかも知らなかった。しかし、あの強烈なイメージはよく覚えている。

さらに、この絵は形而上絵画というジャンルらしい。形而上学という言葉は聞いたことがあるが、形而上絵画という言葉は聞いたことがなかった。形而上学も形而上絵画もことばで説明されてもサッパリだが、この絵をみれば、どういうことを目指しているのかは感じる。

PS2ゲームのicoも似たようなタッチだったような。

ということで調べてみると、icoのソースコード内にGPLライセンスのコードが含まれていたらしく、廃盤になっていたらしい。
プレイステーション2ゲーム『ICO』にGPL違反発覚

libarcというライブラリがそのコードらしいが、GZIPなどのアーカイブにアクセスするためのライブラリのようだ。たったそれだけで廃盤。GPLライセンスは怖い。製品には使わないのが無難だ。

もう手に入れるには遅いかも知れないが、とりあえず探してみよう。

田名綱氏がキリコの作品を題材にしたアニメーションを作ったというので調べてみたが、見当たらなかった。一度見てみたいものだ。

最終回にして、なぜこの記事が「影のポエジー十選」という名前だったのか、やっと理解した。自分、ニブ杉。ムーラン・ルージュの時ゲルニカの時も、確かに「影」や「シルエット」がテーマだった。

影・・・つまり、現物ではない存在。それは「我思う、故に我あり」のビジュアル表現かも。そういう感じ。