米ツイッター共同創業者ストーン氏に聞く 年内に企業向けサービス マーケティング用,有料で

日経09.10.16朝
・・・ミニブログ大手,米ツイッター(カリフォルニア州)の共同創業者,ビズ・ストーン氏(35)・・・つい先ほどインドで1億1千万人の加入者を持つ携帯電話会社が,標準のサービスにツイッターを加えた・・・人気の要因は。・・・140文字以内のルールのおかげで・・・気楽に思いを発信できる・・・まだ収益を上げていない。「まず多くの人々にとって価値のあるサービスを作ることに注力し,収益のことは後で考えるというグーグル的な姿勢でやってきた。我々の目標は長続きする価値を生む会社になることだ。そのためには価値のある技術,製品とともに,利用者が共有する文化のようなものを形成できなければならない。我々経営陣は世の中に良いインパクトを与えるサービスを目指すと繰り返している」・・・手始めに企業がマーケティングに使える有料サービスを年内に立ち上げる。何百万人もの人に瞬時にメッセージを伝えられる手段はほかにない。・・・

140文字ルールは,規制が新しい文化を生む場合があることの良い例だと思う。

収益を上げていないことについても,ストーンさんの考え方は自分の考え方とほぼ同じだ。GoogleといいTwitterといい,目先の利益にとらわれない長期的視点と,いかに社会の役に立つサービスを作り上げるかという視点を持っている。

これは本来,企業があるべき姿そのものだと思う。

松下幸之助氏もかつて,こうおっしゃっていたことを思い出す。(「道をひらく」p168「商売の尊さ」)

・・・商売というものは,暮らしを高め,日々を豊かに便利にするために,世間の人が求めているものを,精一杯のサービスをこめて提供していくのである。だからこそ,それが不当な値段でないかぎり,人々に喜んで受け入れられ,それにふさわしい報酬も得られるはずである。・・・

過去の日本の高度成長を支えた偉大な経営者たちの多くは,こういった考え方をもっていたのではないだろうか。これはソーシャルアントレプレナーにも近いかも知れない。

・・・ビジネスの起業家は、典型的には儲けと自分にどの程度報酬があったかで、その実績を計るのに対し、社会起業家は、社会にどれだけの強い効果を与えたかを成功したかどうかの尺度にしている。・・・

実は,自分もこれを成功したかどうかの尺度としているのだということにハッキリ気がついた。

昨日の漫画家の福本伸行さんの話でも「勝ち」にも色々な「勝ち」があるということがわかった。

なら自分はこれ以降改めて,「できるだけ多くの人々の役に立つWEBサービスを作ることができるかどうか」を自分にとっての「勝ち」だと定義しよう

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