万引き店が厳罰 書店などで広がる「再犯防止に効果」

日経09.10.02朝
・・・警察の事情聴取を受けるなどした際の従業員らの時給も請求する動き・・・万引きの容疑者に・・・損害金の請求・・・支払がない場合は,書留や内容証明郵便などで計3回督促する徹底ぶり・・・「地域で『あの店は万引きに厳しい』と評判になれば被害も減る」・・・都内では高齢者による万引きが10年間で8.5倍に急増。背景には地域とのつながりが薄れた事による孤独感もあるという。・・・高齢者らに社会奉仕活動への参加を促す取り組みも進める方針。
万引きは言うまでもなくやってはいけない事だが,高齢者が万引きに至る動機は単に経済的な理由だけでなく孤独感にもあるようで,単に犯罪という事では済まないようだ。

愛情が足りないと通販で色々なものを買ってしまうという女性もいると聞いた事があるが,似たようなものだろうか。

孤独感も愛情の欠乏によるものであり,愛情の欠乏をモノを集める事によって補おうとしているのかも知れない。なんとも虚しい話だ。

これが個人主義の行き着く先だろうか。このままでは犯罪が増えるばかりか,社会にどうしようもない虚しさが増えていく気がしてならない。

自分の経験では個人主義は自由だが孤独を伴う。これは孤独に耐えられる者だけが持てる主義だ。しかし,多くの日本人はそうではないように思う。かといって,かつての村社会のようにべったりの人間関係もいいとは思わない。

ボランティアなど,そろそろ個人と地域をうまく繋げる新しい仕組みを考えるべき時なのかも知れない。

コメント

  1. 寂しさのあまり盗んでしまうおじいちゃんおばぁちゃんがいるなんて、辛いですね。身につまされます。

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