「太陽電池」の損益悪化

日経09.09.12朝
・・・三洋電機や京セラも大幅減益を見込む・・・欧州で公的補助が縮小し需要が急減。製品価格の下落も響く。海外勢との競争も激しく・・・国内シェアで最大手のシャープは、工場の立ち上げ費用がなくなることなどで56億円の黒字・・・大和証券SMBCによると09年の世界需要は・・・08年から4%縮小する見通し・・・
太陽電池事業はさぞ追い風を受けているのかと思えば、損益悪化とは・・・

世界的に需要が縮小する見込みというのはどういうことなのか・・・人類は本当に温暖化ガスを削減する気があるのだろうか。

先日の朝生でも、二酸化炭素のせいで温暖化が加速しているのではないと言う学者がいた。それどころか今後は温暖化ではなく、逆に寒冷化に向かうのだと。

では「何もしなくてよい」ということか。そうでないなら、どうするつもりなのか。「単にデータに基づいて論を述べているだけだ」ということなのか。

たとえ彼らが言うことが正しかったとしても、政治は最悪のケースをベースに進めなければならない。特に地球環境問題は、一度判断を間違ったら終わりだ。地球が住めなくなれば、そもそも経済成長も豊かな暮らしもないのだ。

日本の太陽電池産業は、実は欧州への依存度が高かったというのも情けない。もっと国内の太陽電池の需要を高める必要がある。そのためには、車の減税や補助金もいいが、ダンゼン太陽電池の方に減税や補助金を出すべきではないのか。

車はハイブリッドやEVであったとしても、所詮エネルギーを消費する機械だ。逆に太陽電池はエネルギーを生み出す機械だ。こう考えれば、今どちらに投資すべきかは明らかだ。

でもそうしないのは、日本経済の自動車産業への依存度が高いからだろう。しかし、今後もこのままならば日本経済の発展は難しいだろう。なぜなら世界は今、産業構造の大変革の時代に突入してしまったと思うから。

こういった過渡期では、できるだけ早く考え方を変えた者がイニシアチブを握る。日本の将来を考えれば、できるだけ早く自動車産業の力をクリーンエネルギー産業の力へとシフトさせるべきだ。

自動車産業だけではない。オールジャパンでクリーンエネルギー産業を国家の基幹産業とするべく取り組むべきだと思う。

それが日本のため、世界のため、ひいては地球環境のためになると思う。

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