米ツイッター 企業価値10億ドルに 実績と将来性を評価

日経09.09.26朝
・・・米メディアは24日,ミニブログ大手の米ツイッターの企業価値が10億ドル(約900億円)に達したと報じた。・・・収益モデルも固まっていないが・・・同社は価値の向上を背景に資金調達を繰り返している・・・
この記事だけでは,この「米メディア」というのが何なのか分からないが,専門的な機関が試算したわけではなさそうなので,言われている価値そのものがアヤシいかと。

とにかくtwitterの企業価値を高く吹聴すればなんらかの利益のある人たちの策略かも知れないし,このニュースは軽く流すべきだと思う。

しかしこの記事のおかげで,なぜtwitterは収益モデルも固まっていないのにこれだけ世界規模でサービスを展開できるのか,という前々からの疑問が晴れた。やはりベンチャーキャピタルからの資金調達だったようだ。

確かにtwitterは色々な可能性をもつ素晴らしいサービスだと思うし,twitterの開発者たちはきっと純粋に作っているのだと思うが,どうにもその周辺にバブリーなニオイがしてならない。

収益モデルが無いということは,信用力が無いということではないか?それなのに何百億もの資金を調達している事実を見ると,サブプライムローンに似たような感覚を持ってしまう。

ただこれは,ベンチャーキャピタルからの資金調達というのは借金と似たようなものだという考え方に基づいているわけで,アメリカ人の感覚からするとこれは融資ではなく給付であるからして,まったく別の話だということなのかも知れない。

そう考えるとアメリカでのベンチャー企業の多さにも納得がいく。そもそも給付なのだから,できるだけ大きく勝負を打って,できる限り頑張ればよく,失敗してもそれは恨みっこなしよという訳だ。

要するにハイリスク・ハイリターンな訳だが,ここで重要だと思うのは,そういった人たちの信頼や期待を裏切らないためにも,実際の損失を出さないためにも,絶対に失敗しないように様々な人たちが血眼になって努力をするというところだと思う。

モチベーションの源泉が,儲けではなく信頼である,というところに爆発力があるような気がする。

実際にアメリカ社会を知らないので,単なる想像にすぎないが。

アメリカ社会がどうあろうと,日本こそがそういったチャレンジングでアグレッシブで,再チャレンジ可能な社会になればと思う。

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