色素増感型太陽電池 実用サイズで最高性能 東京理科大

日経09.08.24朝
東京理科大学の荒川裕則教授ら・・・5年後をメドに実用化を目指す・・・光触媒として知られる酸化チタンを有機物の色素でコーティングした材料を電極で挟んで作る。色素が吸収した光のエネルギーを利用して酸化チタンで電子ができ、電流が流れる仕組み。シリコン型に比べ製造方法が簡単で、実現すれば太陽電池の価格が数分の一以下になる・・・

太陽電池の問題は変換効率とコスト。

この技術は変換効率はすでに最高性能で、しかもコストが大幅に下げられるそうだ。すばらしい!

さらに研究を続けて、しかるべきメーカーと協力して量産できるようになれば、日本の、いや人類の大きな力となるだろう。

政府にはこういった研究に「景気対策として」集中的に投資して欲しいものだ。

世界には石油産油国という国がある。そういった国では非常に手厚い福祉が行なわれているそうだ。つまりエネルギー産業が国の経済を引き上げて他の産業も発展し、結局国が富むということだろう。

無駄を省いたり金の使い道を正す事は当然必要な事だ。しかし、それだけでは増え続ける福祉の需要や巨額の借金の返済に対応することはできないだろう。つまり成長戦略が必要ということだ。

自分はITに関わる人間だが、冷静に考えて、残念ながらこの先ITが日本の基幹産業になることはないと思う。なぜなら、主要なコンピューター言語や周辺技術はほとんどアメリカで発明され、今もその優位は揺らいでおらず、これからも巻き返しは厳しいと思うから。

しかし、このような環境技術では日本にまだアドバンテージがあると思う。だからどうか今のうちに、国家戦略として打ち出して欲しいと思う。

例えば「日本はエネルギー輸出国・エネルギー生産技術輸出国になるのだ!」と。

結局は国が富む事で、日本が抱える様々な問題の多くは解決できるのだから。

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