企業の農業参入加速

日経09.07.18朝
・・・小売りや食品関連の大手が履歴の明確な野菜を低コストで自社生産する動きが広がることにより、農業活性化にもつながりそうだ。・・・茨城県や千葉県などの「ジャスコ」15店でPBとして販売する。・・・


いや〜野菜までプライベートブランドかぁ。いつかは肉や魚もプライベートブランドになるのかも?

この状況が究極まで進めばPBのメリットはなくなる。その時はどうするのだろう。。。

それよりも、既存の農業者が心配だ。こんなに大規模にやられたら競争力を保てなくなるのではないかという不安がある。大型スーパーと商店街の戦いのように。ただ一方では、この流れをうまく使えば売り上げ増につなげるチャンスともいえる。

しかし、チャンスにこぼれる人は必ずいる。政治は規制緩和を行なう場合、こういった場合の対策も同時に考えるべきだが、はたして策はあるのだろうか。

農業にもAppStoreやAndroidマーケットのような場が必要だと思う。商売で難しいのは商品開発よりも販売経路の確保だと思う。ソフトウェアも音楽もそうだし、農業もそうだろう。公正な売り場さえあれば、きっと農業者も自立できる。

福岡に行くと「伊都菜彩」という大規模直販所がある。実に様々な地元の新鮮な野菜や魚などが集まっていてスゴく楽しい。厚木にも近く同じような物ができるようだが。

そこで、この規制緩和に対する既存農業者に対する支援策として、各地にこのような大規模な農産物市場を建設してはどうだろう。

大規模農業で安く売るスーパーはそれで良いし、スーパーでは扱えないような品を農産物市場で扱うようにすれば棲み分けができる。

民主党が言うように、農業に金だけバラまいたら日本の農業の未来はないと思う。多くの農業者もそうではない、自立支援を求めているのではないだろうか。

これからの日本で農業は重要だ。農業は失業者のセーフティーネットとしても機能するだろうし、自給率、食料確保など安全保障上の機能もある。

これからの選挙でどこが政権をとっても、石破農水大臣には是非頑張って欲しいのだが。。。

コメント

このブログの人気の投稿

レオナルド・ダ・ビンチはなぜノートを「鏡文字」で書いたのか?

Google DriveにCURLでアップロードするには?

macでsmb(samba)共有サーバーに別名で接続(別アカウント名で接続)する方法