セール開催 ZAZIE

新聞チラシで気になるものがあった。

服のセールのチラシなのだが、ぱっと見、「セール開催」としか書いていない。

どこのセールかも分からないようなチラシをわざわざ出すのか?とよくよく見てみると、青の背景に白のゴシックで「ZAZIE」と縦に書いてある。

さらに「何?このZAZIEって?」と思ってよくよく見てみると、また青の背景に白、14ポイントくらいの細い明朝で「ザジはユニクロを展開するファーストリテイリンググループのファッションブランドです。」との文を発見。

・・・

まんまとしてやられたワケだ。完全に広告を作った人の想定通りの動きをしてしまった。

ここで学んだのは、「伝えたい事をハッキリとわかりやすく出す事が必ずしも最善とは限らない。時には好奇心をあおるためにあえて隠す方が正しくメッセージが伝わる場合がある。」ということだ。

週刊誌の袋とじと同じ原理か?

もう一つポイントはこの「ZAZIE」の発音だ。普通なら「ザジエ」と読めるがそうでなく「ザジ」と読むようだ。

ここでもまた学んだのは、この「”ちょっとした違和感”が記憶の定着を促し話題性を演出する」ということだ。

ユニクロックや有名人をさらっとTV CMに起用するなど、ユニクロ、というかファーストリテイリングについている宣伝マンの方々は大したものだと感心していたが、ここでもまたそのパワーを発揮しているようだ。すばらしい。

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