ありがとうの言霊

日経09.05.23朝
・・・角川春樹先生・・・一番尊敬できるのは、どんな小さな事にも「ありがとう」と言えるところだ。・・・ありがとうは「有り難う」と書く。有ることが難しい。つまり奇跡をも意味する。・・・(ささ・きみひと=歌人)
「ありがとう」と言えば、自分の場合は妻を思い出す。彼女は角川春樹さんと同様、どんな小さな事にも「ありがとう」と言っていると思う。

自分はその度「んー」と言って流す。心の中では「別に当然だから礼には及ばないよ」とか「みずくさい」とか「いちいち大げさだよ」とか思っていたりする。しかし「ありがとう」と言われて悪い気のする人間はいないのだ。

一方、自分はどうかというと「ありがとう」と言われてこのように感じる人間なので、なかなか言えていないと思う。それでも昔に比べれば、妻の影響でかなり言えるようにはなったと思うが。

この感覚の深層には過剰な自我があると言う事は相当前から分かっていた。簡単に言えば「謙虚さ」が足りないわけだ。これは親にもさんざん言われて来た事だし、頭では分かっているくせに、しかもいい年にもなって、未だに足りないのか。

自分の場合「ありがとう」は我を捨てなければ言えない言葉だ。だから、これからは妻を見習って小さなことでもいちいち「ありがとう」といい、我を捨て、謙虚さを得る修行をしようと思う。

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