”絵はがき”は撮らせない 遊び心で光る1枚追求

日経09.04.14朝
写真家の伊奈喜久雄は八十歳になった今も月に五つの写真教室で講師を務める。・・・「いざ撮影となると座学が全く役に立たなかった」・・・定番の風景を撮影するのであれば「絵はがきを買えばいい」。たとえ名所であっても人物を絡めて撮ったりするように促す。さらに「シャッターチャンスをつかむには最低でも三十分以上はその場にとどまるべきだ」・・・「集団から抜け出して違ったアングルから撮影してみる」。・・・

確かに、撮影術を勉強したり、特に一眼レフを持つと絵はがきのようなキレイなモノを撮る事を求めがちだ。結果として、つまらない写真になりがち。

独自の視点であえて画を汚して撮る事こそ極意か。

あぁ、確かに本当にオシャレな人はいかに「崩すか」にこそこだわる。最近テレビで見たコシノ・ヒロコさんも、キレイにまとめられた髪をわざと崩して乱れ髪にしていた。ジェーンバーキンさんも新品のバーキンバックをわざと踏みつけていたし。

トイカメラの魅力や面白さは、この汚しや乱しを無意識のうちにできる事なのかもしれない。どうやら、人は整然とした中の汚れや乱れに色気や魅力を感じるようにできているようだ。

しかし、シャッターチャンスを得るためにその場に最低30分は居ろ、とは。。。写真は、ある意味で釣りのようなものなのかもしれないと思った。

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